小林裕幸氏率いる新スタジオの第1作
セガは2026年7月30日、GPTRACK50が開発する新作アクションRPG『ステューピッド・ネバー・ダイズ(Stupid Never Dies)』を、PlayStation 5とPC(Steam)向けに10月22日に発売すると発表した。海外の一部地域では時差の関係から10月21日の発売を予定しており、6月に公開されたセカンドトレーラーで案内していた「2026年秋」から、具体的な発売日や価格、販売形態が明らかになった。
本作は、『戦国BASARA』シリーズなどに携わったゲームプロデューサーの小林裕幸氏が代表を務めるGPTRACK50にとって、初のオリジナルタイトルとなる。セガは同社と共同パブリッシング契約を締結し、全世界での販売を担当するため、GPTRACK50が開発を担い、セガの流通網を通じて国内外へ展開する体制が整えられた。

開発経験を新規IPへつなげるGPTRACK50
GPTRACK50は2022年に大阪で設立され、小林氏をはじめ、『デビル メイ クライ』や『ドラゴンズドグマ』シリーズなどの開発経験を持つスタッフが参加している。大規模タイトルの制作に携わってきた開発陣が、新たなスタジオで独自IPを立ち上げる取り組みとなるため、本作では過去に培ったアクションゲーム制作の経験を、どのような遊びへ発展させるかも関心を集める。
その一方で、新規IPは既存シリーズの知名度を活用しにくく、ゲームシステムや物語の魅力を発売前から分かりやすく伝える必要がある。本作はポップでパンクなビジュアルと音楽を前面に押し出し、主人公とヒロインをアーティストとして展開する企画も取り入れることで、キャラクターや世界観を複数の角度から印象づけている。

最弱ゾンビが敵の力を取り込んで成長
主人公は、モンスター社会で最弱の存在とされるゾンビのデイビィだ。凍死した人間の女性ジュリアを甦らせるため、自らの身体を改造しながら危険な異世界ダンジョンへ挑む物語が描かれ、最弱の主人公が強敵を倒して力を獲得していく流れが、ストーリーと成長システムの両方に組み込まれている。
戦闘の軸となるのは、倒した敵を喰らって能力を奪う「スタイルイート」と、身体にギアを埋め込んで性能を高める「ボディハック」だ。デイビィは通常のゾンビスタイルを含め、狼男、ハーピー、ゴーレム、ヴァンパイアなど計11種類の姿を使い分けられ、敵から取り込んだ能力と身体改造を組み合わせながら、攻撃方法や移動性能を変化させてダンジョンを攻略していく。
こうした仕組みにより、能力値を段階的に高める成長に加え、倒した相手に応じて戦い方そのものが変わる構成が採用された。短時間でキャラクターの変化を実感しやすい設計が、公式に掲げる「爆速成長3DアクションRPG」というジャンル表現につながっており、複数のモンスタースタイルを状況に応じて使い分けることが、攻略の幅を広げる要素となりそうだ。

キャラクター名義の主題歌で作品世界を発信
ゲームの発売に先駆け、オープニングテーマとエンディングテーマの2曲が、8月4日からAmazon Music、Apple Music、Spotifyなどを通じて世界各国へ順次配信される。両楽曲のミュージックビデオも公開されており、10月の発売を前に、音楽と映像からキャラクターや作品の雰囲気に触れられる展開が始まった。
オープニングテーマ「Stupid Never Dies」は、主人公デイビィとヒロインのジュリアによる「DAVY & JULIA」名義のポップパンク調楽曲で、エンディングテーマ「Restless, Reckless, Never Die, Fearless」はDAVY名義で制作された。後者はデイビィが自身の思いを弾き語りで表現する内容とされ、ゲーム内の登場人物を音楽アーティストとして扱うことで、2人の関係性や物語への興味を本編へつなげている。
ゲーム内の音楽を発売前に単独コンテンツとして展開する手法は、作品の空気感を伝えるうえでも有効だ。本作では、派手なアクションやコミカルな設定に加えて、キャラクター自身が歌う楽曲を用意することで、ゲームプレイ以外の側面からも新規IPの個性を打ち出している。

演出を変更できるデラックス版も用意
通常版の希望小売価格は6,990円(税込7,689円)で、デジタルデラックス版『ステューピッド・ネバー・ダイズ:ゴージャスバカエディション』は7,990円(税込8,789円)となる。PC(Steam)版とゴージャスバカエディションはダウンロード専売で、デラックス版にはゲーム本編とDLC「チクタクベア:妄想演出パック」が収録される。
同DLCでは、主人公が腰に付ける「チクタクベア」5種類が追加され、選択した種類に応じて外見、足音、戦闘演出、レベルアップ演出、BGMなどが変化する。単体価格は1,500円(税込1,650円)で、ゲーム本編と同じ10月22日に発売される予定だ。物語や能力の追加を中心とした内容ではなく、映像や音響を自分好みに変えながらプレイを楽しめる構成となっている。
GPTRACK50にとって初のオリジナル作品となる本作は、敵の能力を奪う成長システムに、身体改造や複数のモンスタースタイルを組み合わせたアクションが柱となる。主題歌やミュージックビデオを通じた事前展開も進む中、個性的なキャラクターとポップな世界観が実際のゲームでどのように表現されるのか、10月22日の発売が待たれる。
公式発表:セガ PR TIMES

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