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株式会社ポケモン×NOT A HOTEL、苫小牧に「泊まれるモンスターボール」 10組20人を招待

サムネ


『Pokémon Sleep』の世界を直径3メートルの宿泊空間に

株式会社ポケモンは2026年9月15日、睡眠ゲームアプリ『Pokémon Sleep』とNOT A HOTELが共同で、北海道・苫小牧市に建設した「モンスターボール型ホテル」の宿泊キャンペーンを開始したと発表した。ポケモン30周年と同アプリのグローバルリリース3周年を記念した企画で、抽選に当選した10組20人を1泊2日の宿泊体験へ無料で招待する。

湖畔に設置されたホテルは、直径3メートルの球体建築としてモンスターボールの外観を再現した。内部には円形ベッドや空調、照明を備え、球体の一部に設けた大型のアクリル曲面窓から北海道の自然を望める。隣接する水回りスペースにもカビゴンをイメージした配色のタイルを取り入れ、建物の内外でポケモンの世界観を表現している。

設計はNOT A HOTELの建築チーム「NOT A HOTEL ARCHITECTS」が担当した。球体に合わせた特注のNELLマットレスには2,350個のポケットコイルを採用し、限られた室内でも快適に眠れる環境を整えた。室内のiPadから好きなポケモンを選ぶと、消灯時に選択したポケモンに応じて照明が変化する仕組みも導入しており、建築、寝具、デジタル演出を一体化させて『Pokémon Sleep』の体験を再構成した。


泊まれるモンスターボール
画像:ポケモン

Xで応募、参加者全員にゲーム内アイテム

応募期間は9月15日10時から30日23時59分まで。『Pokémon Sleep』をダウンロードし、公開設定のXアカウントを持つ日本国内在住者が対象となる。公式アカウント「@PokemonSleepApp」をフォローし、同アカウントへのメンションと「#泊まれるモンスターボール」を付けて投稿した後、オートリプライで届く専用フォームに回答すると応募が完了する。

A賞として10組20人に宿泊券を贈り、当選者は10月8日から18日までの候補日から1泊2日の日程を選ぶ。料金には初日の夕食、翌日の朝食、所定のドリンクが含まれるが、新千歳空港までの交通費などは当選者が負担する。宿泊できるのは当選者と同伴者を合わせて最大2人で、保護者が同行する場合は未就学児1人を追加できる。

指定の方法で投稿した応募者全員には、B賞として『Pokémon Sleep』で使える「げんきマクラ」1個と「ポケサブレ」1個のシリアルコードを配布する。施設への入場は当選者と関係者に限られ、一般販売や見学目的での来場は受け付けない。


賞の内容
画像:ポケモン

睡眠を軸にゲーム、寝具、端末を横断

ポケモン30周年企画では毎月異なるテーマが発表され、9月15日時点では「ねむる」がピックアップされている。モンスターボール型ホテルも単独の記念企画として生まれたものではなく、株式会社ポケモンが睡眠を軸に複数の企業と進める30周年施策の一つに位置付けられる。

同社が9月1日に開いた「ポケモン30周年、ねむる発表会」では、約4万3,000人の『Pokémon Sleep』利用データとアンケートを分析した「全国睡眠県グランプリ2026」が公表された。アプリでは2024年からスマートウォッチで計測した睡眠データとの連携を始め、2026年7月には3周年記念イベントや新機能「ゴンベのおひるね島」を実装するなど、睡眠記録を継続的なゲーム体験へ変える機能を拡充してきた。

30周年に合わせた外部企業との連携も、NELLの寝具、Googleの『Pokémon Sleep』限定デザイン端末、イオンモールの「#カビゴンと眠活」、昭和西川やgelato piqueの商品などに広がっている。寝具やルームウェアが日々の睡眠環境を彩り、端末が睡眠データをアプリへつなぐ中で、モンスターボール型ホテルは利用者自身がポケモンの世界に滞在する体験を担う。


泊まれるモンスターボール
画像:ポケモン

日常行動とポケモンを結ぶ取り組みの延長線上

株式会社ポケモンは、1998年発売の歩数計機能付き携帯ゲーム『ポケットピカチュウ』をはじめ、現実の行動を遊びへ取り込む商品やサービスを展開してきた。2016年配信の『Pokémon GO』は移動や外出、2020年配信の『ポケモンスマイル』は子どもの歯磨き、2023年配信の『Pokémon Sleep』は毎日の睡眠を、それぞれポケモンと触れ合う機会へ変えている。

9月14日に苫小牧市で行われたメディア向け内覧会では、完成した施設の外観と内部が報道陣に公開された。株式会社ポケモンの担当者は、ポケモンにとって居心地のよい場所であるモンスターボールを、人にとっても快適な睡眠空間にできないかという発想から企画が始まったと説明した。NOT A HOTEL側によると、依頼から完成までの期間は建築プロジェクトとして短く、建築や設備、照明を担当する専門チームが連携して球体内部の居住性を高めたという。

キャラクターを客室の装飾に取り入れる宿泊企画は各地で展開されているが、本件ではモンスターボール自体を球体建築として造り、アプリの中心にある「眠る」という行動を空間設計や照明制御まで落とし込んだ。宿泊枠を10組に絞り、応募者全員にゲーム内アイテムを提供する構成からは、施設の稼働規模よりも体験の希少性やSNSでの発信、アプリへの再訪を重視する狙いが読み取れる。

当選者が過ごした一夜をどのように発信し、宿泊できない応募者を含めて『Pokémon Sleep』への関心をどこまで持続させられるかが次の注目点となる。その反応は、ポケモンの世界観を建築や観光と結び付ける体験型企画が、周年施策後も広がる可能性を見通す手がかりになりそうだ。


公式発表:ポケモン PR TIMES

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