10月22日発売、Steam版に続き家庭用ゲーム機へ
株式会社シー・シー・エム・シー(CCMC)は10月15日、スローライフRPG『ぷちホロの村 - 剣とお店と田舎暮らし』のNintendo Switch 2版を10月22日に発売すると発表した。ニンテンドーeショップで同日から予約販売を受け付けており、価格は税込2,900円。プレイ人数は1人で、日本語と英語に対応する。
本作は、ホロライブプロダクションのタレント47人がちびキャラクターとして登場し、共同生活や冒険を楽しめる作品だ。4月24日に発売されたSteam版と同じ価格で家庭用ゲーム機に展開され、自宅のPCで遊ぶ形から、本体を持ち運んで外出先でも村での暮らしを進められる環境へと選択肢が広がる。
村づくりと冒険を軸に、発売後も遊びを拡充
プレイヤーはタレントを村人として迎え、農業や釣り、採掘で集めた素材を料理やクラフトに活用しながら村を発展させる。衣装の着せ替えや家具によるハウジングも用意されており、村の外では素材収集や装備の強化を進め、ボスが待つダンジョンへ挑む。生活の場を整える活動と冒険を行き来できることが、ゲームの軸となっている。
Steam版では8月24日に無料大型アップデートが実施され、「FLOW GLOW」の5人と新エリア「ビーチ」に加え、贈り物や頼み事を通じた村人との交流システム、音楽鑑賞モードが登場した。同時に、近接武器の回避・ガードや高難易度ダンジョンも追加され、タレントと過ごす日常から戦闘まで、発売後も遊びの幅を広げてきた。Switch 2版は、こうした更新を重ねてきた本作の新たな展開となる。

先行作品で見えていた、PC以外で遊びたい需要
発売元が運営する二次創作ゲームブランド「holo Indie」は、既に家庭用ゲーム機への展開を進めている。2025年6月19日には『ホロパレード デラックス版』と『ホロライブお宝マウンテン てんこ盛りVer』をNintendo Switch向けに発売し、2026年9月17日には後者のNintendo Switch 2 Editionも投入した。本作の対応機種拡大は、ブランド内で続くこうした動きの延長にある。
『ぷちホロの村』の開発者でもあるろぼくろ氏は、2025年7月公開の4Gamerのインタビューで、前作『ホロパレード』のSwitch版について、PCでのプレイを諦めていたファンにも遊んでほしいと説明していた。同じ取材で、ビサイドの南治一徳氏も『ホロライブお宝マウンテン』の実況視聴者に、PC版のみであることを残念に思う人がいたと述べている。
これらは先行作品に関する発言だが、配信を通じて作品を知ることと、自分の環境で実際に遊べることの間に隔たりがあることをうかがわせる。今回のSwitch 2対応も、その隔たりを縮める展開と捉えられる。携帯して遊べる利便性に加え、PCでゲームを利用してこなかったファンに購入の選択肢が生まれる点に意味がある。

個人制作からチーム開発へ、創作を次の作品につなぐ仕組み
holo Indieは、カバーの二次創作ゲームに関するガイドラインの条件を満たし、審査に合格した作品を配信する支援プログラムでもある。カバーの担当者は2026年6月のGameBusiness.jp掲載インタビューで、クリエイターが継続して制作できるよう収益化を支援する目的と、作品の特性に応じてSteam以外へ展開を広げる方針を説明していた。
その歩みは、ろぼくろ氏の制作体制にも表れている。『ホロパレード』では企画や開発、イラストなどを単独で担当した一方、『ぷちホロの村』は主要メンバー約10人を含むチームで制作した。ファンの創作から始まった活動が次作の開発へとつながり、その作品が家庭用にも届く段階に進んだといえる。10月22日の発売後は、共同生活と冒険を組み合わせた本作が、新たに手に取る利用者にどう受け止められるかが注目される。
公式発表:CCMC PR TIMES

コメント