ゲームニュース

『OUTLIER』NPCへの擬態に「衝動」の駆け引き 最大16人の対戦ゲーム、2027年発売へ

サムネ


バックルームを舞台に、群衆の中で正体を隠す

韓国の個人開発者PEPPERTUNAは10月22日、PC(Steam/Windows)向けオンラインかくれんぼゲーム『OUTLIER』の公式トレーラーを公開した。発売は2027年初頭を予定しており、Steamストアでは2027年第1四半期と案内されている。価格は未定で、ウィッシュリスト登録を受け付けている。

舞台となるのは、未踏査エリアへ送り込まれた隊員たちに原因不明の症状が現れ始めた「バックルーム」だ。プレイヤーは同じ防護服を着たNPCの群衆に紛れ、監視員に正体を見抜かれないよう行動する。オンラインで2~16人が参加でき、開発者は8~12人でのプレイを推奨している。


ゲーム画像


周囲に合わせる動作と、隠れて症状を緩和する判断

ステージ内の群衆を構成するスタッフは最大160人で、隠れる側は周囲に合わせて歩き、立ち止まり、座ることでNPCらしく振る舞う。一方、銃を持って巡回する監視員は不自然な挙動を探し、任意のタイミングで点呼もかけられるため、隠れる側には敬礼への対応も求められる。

こうしたなりすましを難しくするのが、隠れる側に1ラウンドにつき一つ現れる症状だ。ダンスやムーンウォーク、おなら、ブレイクダンス、酔っぱらったような動き、ビートボックスなどがあり、高まる衝動を監視員の目を盗んで緩和できなければ、人前で体が勝手に動き出す。

このルールでは、周囲の動作をまねる判断と、自分の症状に対処する判断を並行して行う必要がある。群衆への擬態がうまくいっていても、衝動を放置すれば露見につながるため、監視員との位置関係を見ながら緩和するタイミングを選ぶことが、隠れる側の駆け引きとなる。


ゲーム画像


『Unspottable』との比較で見える遊びの方向性

NPCに紛れたプレイヤーを動作から見分ける対戦ゲームには、先行例がある。GrosChevauxが2020年に発売した『Unspottable』は、AIキャラクターの群衆に潜み、他のプレイヤーに近づいて攻撃する作品だ。ロボットらしく動いて正体を隠し、人間が操作するキャラクターを見抜く観察を遊びの中心に据えている。

これと照らすと、『OUTLIER』は群衆への擬態を軸に、プレイヤー自身の状態管理を重ねた作品と位置付けられる。ダンスなどの症状は、隠れる側が避けたい露見の原因であると同時に、周囲にも失敗が伝わる演出となる。公開された仕様からは、相手を観察する緊張と、突然の行動が生む可笑しさを組み合わせたパーティーゲームとしての方向性がうかがえる。


ゲーム画像


追跡者の増加や誤射のリスクで変わる4モード

ゲームモードは「スタンダード」「感染」「弾数制限」「個人戦」の4種類を用意する。スタンダードでは症状を緩和しながら制限時間まで逃げ切ることを目指し、感染では捕まったプレイヤーが監視員として復帰する。弾数制限ではNPCへの誤射で弾を使い切ると監視員自身が倒れるため、捜す側にも慎重な見極めが求められる。

一方、個人戦には監視員も銃も登場せず、NPCを装うプレイヤー同士が怪しい相手をドロップキックで倒し、最後まで残ることを目指す。攻撃する姿が周囲に正体を示すため、相手を見抜いた後にも仕掛けるタイミングの判断が伴う。ステージはレベル0「バックルーム」、レベル5「モール」、レベル6「公園」の3種類で、追跡する側と逃れる側に分かれる形式から、互いに正体を探る形式まで遊べる構成だ。


ゲーム画像


実況・配信を通じた参加も想定

インターフェースは日本語を含む14言語に対応し、ゲーム内ボイスチャットと、BGMをミュートできる配信者モードも備える。PEPPERTUNAは個人・法人を問わず、事前連絡なしでの実況・配信や収益化を認めており、最大16人の参加枠を生かして視聴者と一緒に遊ぶ使い方も案内している。

こうした方針からは、配信を作品の紹介と参加者が集まる場の双方に生かそうとする姿勢が読み取れる。発売に向けては、対応人数の幅や複数のルールが、少人数の対戦から視聴者参加型の企画まで、それぞれの場面でどのような遊び心地につながるかが焦点となる。


公式発表:Steam

OUTLIERSteamPCゲームかくれんぼゲームインディーゲーム

このニュースをシェア

コメント

0件のコメント
コメントがありません。